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ドラセナ・レモンライム、またの名をドラセナ・ワーネッキー・レモンライムは、ドラセナ・フラグランスという品種から枝変わりしてできた品種です。

「レモンライム」は、葉に刻まれたストライプの色が由来となっています。

剣のような形の、先が尖った葉は光沢があります。

ストライプの柄が美しい、明るい色味の植物です。

ドラセナ・レモンライムの花言葉は「幸福」「隠しきれない幸せ」です。

ハワイでは、昔から家の前に置いておくと幸運が訪れると言われていることが由来とされています。

別のドラセナの品種でも「幸福」という花言葉は共通しています。

この「幸福」という花言葉に加えて、品種ごとの花言葉が加えられているのです。

ドラセナ・レモンライムは、こうした縁起の良さから、贈り物としても人気の高い品種です。

上に伸びていく植物のため、陽の気を持つと言われており、部屋の隅やトイレなど、陰の気が溜まりやすい場所に置くのがおすすめです。

明るすぎる場所が苦手な植物です。

その代わり、カーテン越しの光が入る半日陰で育てる事ができ、室内で育てるのに適した観葉植物とも言えるでしょう。

ただし、日当たりが不足してないか注意が必要です。

例えば、新芽の色が薄くなってきたり、細長く登頂したり、葉が枯れたりしたら、光が足りないサインです。

その際はより日当たりの良い場所へ移動させましょう。

カーテンで光を調節する、日中だけ移動させるなどすると光の調整ができます。

また、レモンライムは寒さに弱い植物です。

気温は最低でも10℃以上が必要です。

0℃を下回るようなら、屋内の暖かい場所に移動させてください。

もしくは、暖房などで気温を温めてあげましょう。

水のやりすぎ、少なすぎ、どちらでも元気がなくなってしまいます。

水の与え方には十分注意しましょう。

春から秋にかけては、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまで与えます。

受け皿に水を溜めないようにして、溜まった水はこまめに捨てるようにしましょう。

冬は成長が緩慢になります。

根から吸い上げる水も少なくなっていくので、冬の休眠期の間は、土が乾いても2、3日後に水を与えるようにしましょう。

また、空気中の多湿を好む植物なので、定期的に葉水を行うと元気に育ちます。

鉢の底から根が溢れ出したら、植え替えが必要なサインです。

タイミングは5月〜6月の暖かい時期に行いましょう。

優しく引き抜いたドラセナ・レモンライムの根を少しほぐしてあげましょう。

ただし、やむを得ず寒い時期に植え替える場合は、根はいじらず、そのまま植え替えてあげます。

一回り大きい新しい鉢に鉢底石を敷いて、水捌けをよくしてあげます。

土は観葉植物用の土か、培養土を浅く入れておきます。

その真ん中にドラセナ・レモンライムを置き、隙間を埋めるようにして土を流し入れます。

一番上まで土を入れたら、水を与えて完了です。

挿し木や茎伏せなどの方法で増やす事が出来ます。

いずれの場合も、5月〜7月頃が敵期です。

挿し木

その年芽吹いたドラセナ・レモンライムの新芽部分を5cmほどカットします。

カッターやハサミなどを使い、斜めに切るのがおすすめです。

切り取った新芽部分を1時間ほど水につけておきます。1時間経ったら土に挿していきます。

このとき、可能であれば新しい土を使うようにしてください。

挿し終わった新芽部分には、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと水をかけてあげましょう。

これで挿し木は完了です。

挿し木をした株は、新芽や根が出るまで穏やかな明るい日陰で管理してあげましょう。

茎伏せ

茎伏せも、挿し木と同じように切り取った枝を使います。

茎伏せの場合、切り取った枝の葉を取り除くか、葉のついていない枝を使います。

長さは10cmほどのものを使いましょう。

枝は土の上に横たえ、下半分が土に埋まるようにおきます。

水を与え続け、切らさないよう注意しましょう。

１ヶ月以上経つと、枝から芽や根が出てきます。