2021/12/09 14:40

こんにちは、Kurk PLANT LEATHER(コルクプラントレザー)です。

QRコードでお越しのお客様、お買い上げありがとうございます。

フィカス・ベンガレンシスの育て方、管理方法について説明させていただきます。

【フィカス・ベンガレンシス】


観葉植物の中でポピュラーなゴムの木の中でも、フィカス・ベンガレンシスは、ウンベラータ、アルテシマと並んで、人気のトップスリーと言っていいほど人気の観葉植物です。

特にベンガレンシスは、葉色と、葉の適度な光沢、個性的な樹形、どんな部屋に置いても馴染みやすいインテリアグリーンです。

中鉢や小鉢のものもありますが、葉の大きな植物なので、大鉢のものをリビングのインテリアにすると、その魅力を最大限に楽しむことができるでしょう。

科名:クワ科
属名:フィカス属
原産地:インド、スリランカ、東南アジア

【ゴムの木類の樹液】


過剰に心配する必要はありませんが、ゴムの木類の樹液には少々注意が必要です。
ゴムの木類の樹液は乳白色をしている、いわゆる乳液ですが、実は皮膚に直接触れてしまうと体質によって皮膚炎や蕁麻疹などを起こしてしまうことがある様です。
そのため、ラテックスアレルギーの方はもちろんのこと、特に何の異常も見られない方もゴムの木類の剪定などを行う場合はできるだけ手袋などを利用し、樹液が皮膚に直接付着しないようにしたほうが良いでしょう。

【置き場所】


日光が好きなので、出来るだけ日当たりの良い場所に置くようにしましょう。

屋外
春〜秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%〜50%の遮光をしてください。
遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをお勧めします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。
遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

屋内
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。
しかし、ベンガレンシスは元来日光を好み、日光がよく当たったほうが健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所においてください。
室内だからといって直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当ててください。

耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。
ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

【土】


高温多湿を好みますが、水捌けの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、できるだけ水捌けの良い土を使うのをお勧めします。


【水やり】


寒さに弱いので季節や気温によって水やりのタイミングを変える必要があります。

気温が15℃以上のとき
主に春〜秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

気温が15℃以下のとき
気温が15℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。
そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。
具体的には、表面の土が乾燥してから2〜3日経ってから水やりをしてください。

乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げることが出来ます。

水やりの回数を減らしてベンがレンシスの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

葉水
葉水は乾燥を防ぐだけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。

ベンガレンシスは葉にほこりが積もりやすいので、葉水の時に濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いてください。

【肥料】


基本的に肥料はなくても良いのですが、与えたほうが成長が早くなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春〜秋の成長期に与えるようにします。

肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することが出来ます。

【植え付け】


5月〜7月の暖かい時期に行ってください。
挿し木(茎伏せ)は湿度の高い6月頃がお勧めです。
7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。

根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

【剪定】


春〜秋が成長期に当たるので、春〜秋の間に剪定します。

古くなってきた葉や邪魔な葉は思い切って剪定してしまうことをお勧めします。
切れ味のいいハサミやナイフを使って剪定してください。

剪定した葉は花瓶などに生けたりすると、葉が美しいためインテリアとしても抜群の存在感を出してくれるのではないでしょうか。

【植え替え・鉢替え】


植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1〜2年に一度一回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。

水捌けの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。

植え替え時期は5〜6月頃が最適です。

【花】


花は一般的な花と違い花嚢と呼ばれる実のようなものの内側に咲いています。
イメージとしてはイチジクを思い浮かべてください。

【夏越し】


屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。
30〜50%の遮光をすると葉焼けを防止する事が出来ます。

水やりは土の表面が乾いたら夕方〜夜にたっぷり与えてください。

午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。
活力剤を1000倍に希釈して水やりを2〜3回に一度のペースで行うと夏バテを防止できます。

【冬越し】


気温が15℃以下になったら成長が緩慢になるので、水やりを2週間に一度に減らします。

気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように15℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。

ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

【増やし方】


下記の手順で挿し木します。

・枝の切断面を斜めにカットしておきます。(水を吸い上げやすいように)

・1時間ほど水につけておく(水揚げ)

・土に挿す

【終わりに】


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
言葉足らずで、説明仕切れていない部分もあるかと思いますが、当店まで、お問い合わせいただければ対応致しますのでお気軽にご連絡ください。

失礼いたします。

Kurk PLANT LEATHER(コルクプラントレザー)
鹿児島県出水市本町23-7
0996-79-4905